人形と装飾

  • 神功皇后
    神功皇后最上部に飾られる大将人形です。頭は胡粉(白)の艶出し,眼はギヤマン,描き眉,口頭髪はしゃぐま,装束は巫女姿(白衣緋袴)に水干を着用し,勾玉の首飾りをつけています。昔は金襴の衣服に袴姿であったようです。鮎を釣り上げます。(山車修復記念誌編集委員会「本町の山車」より)
  • 武内宿祢
    頭は胡粉(黄土色)の艶出し,眼はギヤマン,眉髭は植毛,頭髪はしゃぐま,装束は金襴の鎧直垂姿です。(山車修復記念誌編集委員会「本町の山車」より)
  • 前立人形(男装童女)
    頭は胡粉(白)の艶出し,描き眉,眼(返り目),口(舌出しの細工あり),装束は裃姿で両手に扇子を持っています。山車が巡行中は絶えず囃子に合わせ,時にはゆっくりと,時には早く激しく手足を上げ,首を振り,体を左右に動かし華やかに景気づけをします。時折り舌を出し,返り目をして愛嬌をふりまき山車の曳行を盛り上げます。両手,両足が動くだけでなく,舌出し,そり目も可能で,しかも男装の純和風童女という非常に珍しい前立ち人形です。(山車修復記念誌編集委員会「本町の山車」より)
    しゃぐま:ヤクの尾の毛,縮れ毛でつくった入れ毛(かもじ)

  • 装飾(水引幕)
    渓流で鮎が水面に跳ね上がっています。